看護師が2交代制の病院で働く場合

2交代制の病院で働くメリットとして挙げられるのは、連休を確保しやすい点です。夜勤の勤務時間は夕方から翌朝までのおよそ16時間で、かなり過酷な働き方ではあるものの、その代わり、夜勤明けの翌日は基本的に休むことができます。また、夜勤明けの翌日と翌々日がまとめて休日となるケースも多く、2交代制は連休を確保したい看護師の方に向いている働き方です。

2交代制の場合、夜勤は夕方から始まるので、深夜の時間帯の通勤にまつわる問題が起きることはありません。3交代制の夜勤の場合、日付が変わる深夜の時間帯から勤務が始まるので、利用する公共交通機関によっては通勤がしづらい場合があります。また、3交代制の準夜勤は日付が変わる頃に勤務が終わるため、終電に間に合わない恐れがあるのも大きな難点です。公共交通機関のダイヤの関係で、早めに夜勤の仕事を始められたり、早めに準夜勤の仕事を終えられたりする場合もあるものの、その場合でも、人通りが少ない深夜の時間帯に出歩く必要があるというデメリットは避けられません。一方、2交代制であれば、夜勤の勤務時間は夕方から翌朝までなので、終電に間に合うかどうかで気を揉む必要も、深夜の時間帯に出歩く必要もありません。

2交代制のデメリットとして挙げられるのは夜勤の辛さで、およそ16時間の勤務は、相当な肉体的疲労と精神的疲労をもたらす恐れがあります。休憩や仮眠の時間はあるものの、忙しい病院の場合、休憩や仮眠を満足に取れるとは限りません。